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デザイナー

1995年生まれ。

大学時代に株式会社ジェネリーをインターンとして手伝い、大学卒業後は文房具メーカーに入社。ファンシー文房具のデザインを経て、2022年にジェネリーに転職。現在はチーフデザイナーとして商品の企画・デザインを担当。

 

 

ーこれまでの経歴を教えていただけますか?

多摩美術大学グラフィックデザイン学科に在学中の2018年から、ジェネリーで10か月ほどインターンをしていました。当時はライターとして採用され、主にWebメディアのライティングを担当しました。

2019年に大学を卒業後、新卒で文房具メーカーに入社。2022年の8月(=社会人4年目くらい)まで、ファンシー文房具のデザイナーとして働きました。

2022年の10月よりジェネリーに正社員として中途採用され、現在の業務に就いています。

 

ー多摩美術大学だったということですが、かわいいものを作りたいという気持ちで美大に進学したのでしょうか?

いいえ、子供の頃からかわいいものが好きだったわけではないんです。
美大に入ったきっかけは、アニメとか漫画のイラストを描くのが好き!という気持ちからでした。

大学時代に自主課題としてスイーツの絵を描くことが多く、自分がかわいいものが好きだということに気がつきました。

 

▼大学時代、Lafaryのインターンでライターとして記事の執筆だけではなく、記事コンテンツのイラスト制作も担当されていました。

ー現在ジェネリーで担当されている仕事内容について教えてください。

商品企画・デザインをメインに担当しています。コラボ案件やオリジナルグッズもそうですし、宣伝周りのデザインなども最終的に監修する立場になります。

 

ー簡単に1日の業務の流れについて教えてください。

朝10時に出勤して、まずメールの確認を行います。デザイナーの業務として、見積もりや仕様面での確認などを業者さんとやり取りしています。
その日に予定しているミーティングがあればそれに参加します。

社内外での諸々のやり取りが落ち着き次第、現在進行している商品のデザイン作業を進めていきます。
途中で他の部署と意見交換をしたりトラブルの対応を行ったりと、デザイン制作をしながら他のメンバーや連携をとってマルチタスクをこなしています。

お昼はメンバーとランチにいったり、ジュースやお菓子を食べたりしながら仕事ができる環境です。

19時が定時となっていて、デザイン作業が落ち着き、企画内容がまとまり次第帰宅します。

 

▼仕事中の山下さんの様子。オリジナルデザインの推し活アイテムを製作されました。

 

ー今の話の中でメンバーとのコミュニケーションをしっかりと行っている印象を受けましたが、コミュニケーションをとる上で意識していることはありますか?

新しく入ったインターンの子はわからないことが多いと思うので、基本的なことはこちらから積極的に教えることが多いです。

ですが仕事に慣れてきたメンバーに対しては、先輩だから社員だからと上からの立場で指導したりコミュニケーションをとったりするのではなく、「商品についてどう思う?」だったり「このデザインどうかな?」と同じ立場のメンバーとして話しかけるように心掛けています。

 

ー1つの商品が出来上がるまでの大まかな流れを教えてください。

商品開発は2つのジャンルに分かれており、1つがオリジナルの自社商品、もう1つが版権ものやイラストレーターとのコラボ商品になります。

オリジナル商品の場合は、大体1ヶ月~1ヶ月半くらいで生産されます。最初にデザイナーが案出しをして社内でプレゼンを行い、OKが出たらどんどん商品をデザインしていきます。
途中でインターン生も含めてデザインについてのアンケートをとりながら制作を進めます。
合間で総務に見積りや発注の補助をお願いするなど、工数を考えながら作業しています。

コラボ商品の場合は、大体3か月ほどかかります。版権元の許諾や監修が必要になるため、その分時間がかかります。
デザインを確認して頂いた際に細かいチェックを受ける場合が多いので、それを見越したスケジューリングをしています。

 

▼実際に山下さんがデザインに携わった商品がSHIBUYA109渋谷店の店頭に並びます。

 

ー様々な業務を行っているのですね。
仕事をする中で「これだけは誰にも負けない」と思うものはありますか?

市場を見て売れる商品を作っていくことが大切ですが、それだけだと埋もれてしまいます。
手に取ったお客様がどのようなシチュエーションで使うか、これからどんなものが流行るのか、そして「ひとひねりのアイデア」を加えることが大切だと思っています。

 

ーその「ひとひねりのアイデア」はどこで思いつくのでしょうか?

既に市場やSNSでヒットしているデザインを見て思いつくことがあったり、全く関係のないものからインスピレーションを受けたりします。韓国の化粧品の広告や、通販サイトのTOPページなど。
CDジャケット、YouTubeのサムネイルなどをみて「もっとこうしたら可愛くなりそう!」と考えてアイデアになることもあります。

自社で扱っている「雑貨」というジャンルにとらわれず、かわいいと思ったものについて社内でも共有し合える環境なのもアイデアに繋がっていると思います。

 

▼休日はかわいいカフェに行くことも多い山下さん。日常生活の中でも常にアイデアに対してアンテナを張ることを心がけています。

 

ー今の仕事におけるやりがいはなんですか?

元々かわいいものが好きなので、その感性を商品に落とし込むという仕事は自分に合っているし、一緒に働いているメンバーもかわいいものを作りたいという気持ちを持っている人が多いです。同じ気持ちを持った仲間がいるということが自分のやりがいにも繋がっています。

 

ーメンバーとの関係の良さが伝わってきますね。職場全体の雰囲気はいかがですか?

すごくフレンドリーな人が多くて、先輩後輩関係なくざっくばらんすぎるわけでもなく、コミュニケーションにおけるストレスがなく仕事に取り組める環境だと思います。

デザイン制作に集中したい日はリモートで作業を行うなど、出社と在宅のメリットを使い分けられるのも良い点だと思います。

 

ー働く中で、もっとこうだったらなと思うことがあれば教えてください。

他部署同士でもっとそれぞれの思ったアイデアを出し合ってもいいんじゃないかなと思います。
SNS担当者が店舗の陳列に意見を出したり、店舗の人がECサイトに関してアドバイスをしたり。そうすることでそれまで見えてこなかった気付きもあると思うんです。

 

ー先程ジェネリーには中途採用されたと伺いましたが、転職の決め手はなにかありましたか?

前職では毎日ひたすらデザインをしていたため、デザインについてすごく勉強することができました。
仕事に不満があったわけではなく、作った商品がどのように販売されてどれだけ購入されるのかというデザイン以外の仕事にも興味を持ち始めたんです。

デザインだけではなく、他の仕事もできるようになりたいと考えたときに、ジェネリーの環境だとそれができることに気がつきました。
前の職場に居続けたら自分はもっとデザイナーとしてのスキルを磨けていたかもしれないけれど、自分がやりたいことはそれだけではなかったので。

 

ージェネリーに転職して良かったと思うポイントを教えてください。

入社前にこんな感じの仕事を任されるんだろうなという予想はしていたのですが、実際は思っていた以上に大変で…。
今までデザイン以外の業務にあまり携わってなかったということもあり、デザイン以外でまだまだ知らないことが多いとわかり、ショックを受けました。

そんな状況で、ジェネリーの社長はただ指導をするのではなく、ここを期待しているからもっとこうしてみようって課題を明確にして向き合ってくれたんです。
形骸化された社員教育ではなく、一人ひとりの課題と向き合った教育というのはベンチャー企業だからこそできることですし、一緒に高め合おうという気持ちで接してくれるのはとてもありがたかったです。

 

ーこれから転職を考えている人に伝えたいことはありますか?

まず、実際に転職をする前に今いる会社で学べるものはとにかく搾り取ってみようってことですね。

あとは、本当はやってみたいけど今の環境だと触れられないなっていう仕事があったら、転職活動をする中で惜しみなく転職先に対して伝えて良いのではないかと思います。
思いを伝えることで転職先の方とも深くコミュニケーションがとれて、その会社にマッチするかどうかが分かりやすくなるため、最終的に良い環境で働けることにつながると思います!

 

ーありがとうございます。そんな山下さんが今後挑戦してみたい仕事・ポジションはありますか?

評価されるブランドラインを作りたいです。究極を言うとバーバリーのチェック柄みたいな。
Lafaryといえばこれだよねっていうマークやブランド的なものを作っていきたいです。

今は商品のデザインをしていますが、カフェのトータルデザインや映像やIPなど「商品だけではないもの」のアートディレクションもやってみたいと考えています。

 

▼山下さんが1から企画を練り上げて製作した「ずっと見フレンド♡ゆるまるず」シリーズ

 

ーこれからの会社全体としての目標を教えてください。

これから会社が大きくなるにつれて色々なメンバーが入ってくると思うんです。それこそデザイナーで入ってくる人もたくさんいるだろうって。
今のメンバーだけではなくこれから入ってくるメンバーも含めて「社員として強い」ではなくて「個人としても強い」というスキルを持った人が育つ環境になればいいなと思っています。

 

ー最後に、どのような人に入社してもらいたいか教えてください。

世の中の流行や売れているもののインプットをできる人はもちろん、それに加えてその人独自の世界観・かわいい世界観を持っている人、自分がやりたいことだけじゃなくて他の人のアイデアも尊重できる人、色々な仕事に対して興味を持って学べる姿勢がある人、自発的な人が特に活躍できる場所です。

 

公開日:2023年7月3日

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