仲
こんにちは!株式会社ジェネリーの人事・採用広報の仲です!今回は社長インタビューとして、代表取締役CEOの榊原洵社長にお話を伺いました。起業の経緯からスタッフとの関わり方まで、様々なことを詳しく聞きましたのでぜひ最後までお読みください!
ー榊原社長、本日はよろしくお願いします。まず自己紹介をお願いします。
株式会社ジェネリーの代表取締役CEO、榊原洵です。本日はインタビューよろしくお願いします!
ー最初に、これまでの経歴を教えていただけますか?
特待生で大学を卒業後、大手メイド喫茶運営企業へ就職。大学在学中から新店舗立ち上げメンバーに抜擢され、入社後は採用からPL管理までマネジメントを行いました。退職後、2014年10月に株式会社ジェネリーを設立。メイド喫茶就業時より構想があったLAFARY事業の立ち上げを実現。D2C事業への本格着手後、SHIBUYA109渋谷店へ店舗出店し、臨時店舗なども含め全国で店舗展開を実施しています。現在はインフルエンサー事業の事業責任者も兼務しています。
ー現在のジェネリーの事業について簡単に教えてください。
ジェネリーでは主にEC事業、店舗事業、広告代理事業を行っています。「ときめきを届けるかわいいの教科書」をキャッチコピーに、Z世代の女性に向けたブランド「LAFARY」をメインとし、カルチャーを知り尽くした運営チームで、WEBサイト制作/サービス開発/コンテンツ制作/販路開拓/販促プロモーションなどのプロジェクト開発を手掛けています。新規事業としてインフルエンサーのマネジメント事業を行うなど、常に新たなことへの挑戦もしています。
ー起業を志した経緯を教えてください。
祖父が自営業者だったため、幼少期からサラリーマンとして働くよりも自分で大きな環境を作っていきたいとぼんやり考えていました。高校から大学進学を決める際、母子家庭ということもあり学費が安価な道に進むしか当時は選べませんでした。気持ちが入りすぎて大学受験ではセンター試験で大きなミスをしてしまい実家から通える国立大学は難しくなり、実家から通える範囲で特別奨学生として合格した県内の私立大学に通うこととなりました。
正直、自分の学力レベルから大幅に下がるランクの大学でしたので将来に危機感を持ち、入学後から無我夢中でロングセラーの本などを読み漁りました。情報学部に通っていた理由としてはプログラミングが出来れば何かが出来ると考えており、大学一年時秋にはITパスポートの上位国家資格である基本情報技術者も合格しました。
勉強した結果あまり面白いと思えなくて、「じゃあ将来目指したいのって何なんだろう」と考えていた時に、母から「中学生の頃からずっと経営者になりたいって言っていた」と助言され、起業を目指すことを決めました。
ーなぜ若い女性向けの事業を選んだのでしょうか?
元からアニメや漫画・ゲームが好きで、日本のサブカルチャーに携わる仕事がしたいと考えていました。就職先にメイド喫茶運営を選んだのもそれが理由です。メイド喫茶の運営として多くの女の子と関わる中で、自分の常識と女の子たちの常識にギャップがあることに気がつきました。面白いなと興味を持つと同時に、それをビジネスとして成り立たせている会社はないなと感じました。当時は女の子たちの間で「ゆめかわ」が流行していたので、ゆめかわを対象にしたウェブメディアから事業をスタートさせました。
ーメイド喫茶運営では大学在学中から新店舗立ち上げメンバーに抜擢されたとお伺いしましたが、具体的に取り組んだことを教えていただけますでしょうか?
実は就活の面接時から、社長に直接「名古屋で店舗を立ち上げたい」と伝えていました。その社長は新卒や若い世代の意見を尊重してくださる方で、「良いものは採用するから」と内定者6人でプレゼン大会が開催されました。結果的に優勝することができ、大学在学中から物件を探したり、時にはテレビ取材を受けるなど、新店舗の立ち上げに尽力しました。店舗立ち上げが主な業務でしたが、他にも様々な経験をしました。秋葉原の既存店でオムライスやうさちゃんパフェを作ったりもしました。出来上がった環境の中で、10日間で店舗の全てを理解して覚えなければいけなかったため、当時はかなり苦労しました。
ーメイド喫茶運営にて働いた中で、現在の業務に生きている経験はありますか?
特に店舗事業の経験が生きています。ジェネリーで初めて常設店を出店したのは2021年3月でしたが、当時従業員には店舗経験者はほとんどいませんでした。しかし、メイド喫茶での店舗運営の経験から、予算計画やマニュアルを上手く作ることができ、それが店舗事業の成功にも繋がりました。大学で情報学部だったことからプログラミングにも抵抗が無かった為shopifyを利用したECサイトの構築も自分で行うことが出来ました。広告事業などBtoB事業以外は取り組む前からイメージが付いていたという形になります。
▼2024年2月にオープンした梅田店の様子。現在はSHIBUYA109と梅田 HEP FIVE、原宿竹下通りに常設店舗を展開しています。
ーそうだったのですね。ウェブメディアから事業がスタートしたとのことですが、軌道に乗ったのはいつ頃だったのでしょうか?
正直、メディアの調子がいいことは一度もありませんでした。当時はウェルク事件があってメディアのあり方が問われていた時期で、いい加減なことはできないと一つ一つに多くの工数をかけていました。メディアだけではやっていけない状況になり、メディアをやりたくて集まっていたメンバーの多くが辞めてしまうこともありました。
ーその状況を乗り越えたきっかけは何だったのでしょうか?
当時大学1年生だったインターンのメンバーが一人でSNSを伸ばしてくれたことです。同時期に、友人からEC事業参入へのアドバイスをもらったことも回復へのきっかけになりました。
EC事業を立ち上げ、毎日「いくら稼がないと家に帰れない」など自分でルールを決め、稼ぐための努力を続けました。折しもパンデミックと時期が重なったことで、ECの需要が増え売上が伸びるようになりました。その頃からは月100万円ほど稼げるようになり、メンバーと喜んでいた記憶があります。ECの伸び悩みを感じ始めた頃にインスタの伸びを見て頂きSHIBUYA109から声をかけていただき店舗事業に参入する事が出来ました。今では全体的に安定した運営が出来ており2023年にはSHIBUYA109の全テナント内で優秀賞にも選出頂きました。
ー現在はどのような形でメンバーと関わっているのでしょうか?
自分の仕事は働くメンバーの才能・個性を開花させて導くことだと思っています。そのため、細かい何かを決定するというよりも経営者としての仕事をメインにしています。主力メンバーのサポートをしながら、手が回っていない部分に取り組んでいる感じです。
段ボールにモノを詰めたり、みんなの環境のために働くことも多いです。経営者である自分が一番努力していないと人はついてこないし、会社の向かう方向が一致しません。マラソントレーナーのように、メンバーに背中を見せながら前に進むことを意識しています。
▲半年に一度の総会では全拠点メンバーが一同に集い会社の方針やビジョンの共有などを行なっている
ージェネリーで働く人に求めることを教えてください。
社会性があり可能性がある人と一緒に働きたいです。もちろん、オール5で優秀な人とも働きたいですが、どれかが1でどれかが5を飛び抜けて7~8のような、個性的だけど一般の会社では扱いきれない人のような、個性のある人の才能を開花させることに会社の理念が紐づいてます。
また、事業であるLAFARYが好きな人よりも、将来こうなりたいという理想像がある人の方が向いていると思います。元々メイン事業だったウェブメディアが今メインではないように、今取り組んでいる事業もいつかはなくなるかもしれません。その時々に合わせて、新しいことに挑戦できる人と高め合っていきたいです。私も、メンバーが個性を生かして様々なことに挑戦していける環境を作っていきます。
ー最後に、応募を考えている人に伝えたいことを教えてください。
LAFARYというブランドはゆめかわから量産型・地雷系と時代の変化とともに変わってきました。私は10年前から、女の子の”かわいい”が世の中の価値観を決めると考えていて、かわいい文化はこれからも形を変えながら続いていくと思っています。これからはその時々のカルチャーに合わせた事業を行うだけではなく、カルチャーを作っていけるような会社にしていきます。
ジェネリーは個性のある人が個性を生かせる会社を目指していきます。共に面白いことをやっていける仲間が増えることが、何よりの喜びです。私たちと一緒に新しい価値を創造していきたい方は、ぜひ採用情報をご覧ください。